木村文昭上映会 〜唯一無二視点〜


東京在住の映像作家・木村文昭の札幌初になる特集上映!
女性からの愛に飢える作者と、50代後半にして歌手になる夢を追う母親の、 奇妙な関係を記録したセルフドキュメンタリーのシリーズは、 映像作家や芸術映画マニアの間では"お母さん三部作"と呼ばれ伝説となっている。
木村文昭のパーソナルな視点を通して、現代人の生き方、人と人の関係を再考する。
なにより、優しいアート、自分を安全圏に置いたアーティストばかりが評価される札幌で、 アートとはなにか、我々自身の「生」とはなにかを問う、渾身の70分!





詳細
2012年1月28日(土)
会場:salon cojica 札幌市中央区北3条東2丁目中西ビル1階 TEL:011-522-7660
主催:木村文昭上映会実行委員会
企画:南 俊輔
協力:salon cojica
予約・お問い合わせ:kimurajyouei@gmail.com
上映時間 :1回目15:00〜/2回目17:30〜/3回目20:00〜
  <各回上映後、作家によるトーク有り!>
入場料:800円(ワンドリンク付き)ご予約の方は100円引き
※各回30分前開場。
※ご予約は上映の前日までメールにて対応いたします 。





作家(自筆)プロフィール

木村文昭 1975年千葉県生まれ。
小学校1年生の時に同級生の女の子に「野球がヘタ」と言われ、野球好きだったお母さんに野球を習う。
それ以来すくすくと野球少年として育つが、中学2年生の頃になると思春期の波に乗れず、 中学、高校とバス釣りをして育つ。
高校卒業後、浪人生活を悶々とだらだらと過ごし、趣味が「映画鑑賞」になる。
結局大学にも合格せず、それならば映画でも作れないかと「イメージフォーラム」へ入る。
しかし実験映画や個人映画など観た事も聞いた事もなく、プラモデルも作れないほど不器用だったため、 課題1作目で酷い物を作ってしまう。
悔しくて困っている時に実家へ帰ると、母親が「カラオケを習ってるのよ」と僕の前で発生練習をする。
次の課題ネタを探していた僕は、「その姿を撮れば以前観たダンスパフォーマンス映画に似てるな」と、 恥ずかしいが母親の滑稽な姿を8ミリで撮影した。
すると思いのほか好評で、味をしめた僕は母親ばかり撮影する事になる。
その後、30歳を前にフリーターでいるのも恥ずかしくなり、就職を考えていると、 上映会に来ていた3人のお客の中の1人で熟女エロ本の編集者の人に 「お母さんばかり撮影していますが熟女好きなんですか?」と声をかけられる。
「映画以上にAV好きだ」と伝え、熟女AV製作会社を紹介してもらう。
熟女AVは母と息子の近親相姦物が人気で、 3年間のADを経て「銀玉一郎」という監督名で100本以上のお母さんAVを監督し今に至る。








上映プログラム
ホームへ帰る
ホームへ帰る/18分/2000/8mmフィルム

漠然とした不安を抱え込み、女性に踏まれ罵られ 鞭打たれた作者が母親のもとに駆け込み甘えようとする物語。
ナンセンスなセルフドキュメンタリーが作りたかった。

胸いっぱいの愛を
胸いっぱいの愛を/22分/2002/video

母親が家を出ると知り、実家へ帰った作者を母親は自転車で海まで行こうと誘う。
たどり着いた海で息子は母親の決意を聞く。
木村流ロードムービー。
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わざわざ下北沢
わざわざ下北沢/28分/2005/video

母親がギャンブルに狂った夫を捨て、自主制作したCDを抱え、 東京で一人暮らしをしている息子の風呂なし5万2千円の部屋に転がりこんできた。
やっかいな母親との共同制作を撮ったドキュメンタリー。
<予告編へ>






木村文昭上映会実行委員会